今回この企画に参加、コメントをしてくれたのはお友達の都内某所の女装バー従業員。普段はサラリーマンとして部下を従える立場の方なので、顔やお店については非公開ですが、男性側・女性側両方の気持ちがわかるコメンテーターとして、バレンタインについて一緒に考察!
- じゃすみんでーす。よろしくお願いしまーす。
○じゃすみんさんよろしくお願いします。じゃすみんさん昼間は男性ですよね?やっぱり会社でバレンタインデーにチョコをもらうんですか?
- うん、もらうー。家では嫁にももらうわよー。
○嫁?!既婚者でしたか!もらう時って、男性目線なんですか?
- そうよー。だって私中身は男の子だもん。でも普通の男性と違うかもって思うことは、もらったチョコの裏側の気持ちを感じ取ってしまうことかしら?
例えば去年、トリュフを手作りしてその部署のみんなに配ってる子がいたの。地味な男性社員なんかみんなほくほくしてたわ。だけどその子の狙いはその中のイケメンただ一人なのよ。その狙っている子だけに手作りして渡した方が特別感があっていいじゃないと思うでしょ?違うの!面倒くさいけどみんなに渡せば、ガツガツ狙ってくる「スナイパー女」から「お嫁さん候補のいい子」に昇格なのよ!
そもそも何なの?~バレンタインの起源~
ローマでは、2月14日は女神・ユノの祝日だった。ユノは家庭と結婚の神でもある。
昔ローマでは若い男たちと娘たちは別々に生活していた。ユノの祭りの前日、娘たちは紙に名前を書いた札を桶の中に入れることになっていた。翌日、男たちは桶から札を1枚ひいた。ひいた男と札の名の娘は、祭りの間パートナーとして一緒にいることと定められていた。そして多くのパートナーたちはそのまま恋に落ち、そして結婚した。
ローマ帝国皇帝・クラウディウス2世は、愛する人を故郷に残した兵士がいると士気が下がるという理由で、ローマでの兵士の婚姻を禁止したといわれている。キリスト教司祭だったウァレンティヌス(バレンタイン)は秘密に兵士を結婚させたが、それが明らかとなり捕らわれ、処刑されたとされる。処刑の日は、ユノの祭日である2月14日があえて選ばれた。
- なるほど。バレンタインさんは戦争より愛を尊重したのね。素敵だわ。
○チョコを渡すなんてどこにも書いてありませんね。
- それはお菓子会社のマーケティング戦略だって聞いたことがあるわ。「この日は女子から告白しなさいよ!その時にチョコを渡すのがいいわよ!」って。
まあ、さっきの話のままいったら桶だか札だかをもらわなきゃいけないんだから、チョコで助かったわ。
自分で食べる「自分チョコ」を用意する女性は51%。
平均予算は3183円前後。
一方、本命チョコの平均予算は3173円で、自分用が本命を上回った。
義理チョコ1個の平均予算は1114円。
- あらやだ。気持ちなんてあんまり関係ないのかもね。でも、内気な子は世間のノリを利用してしまえばいいのよ!
○なるほど。じゃすみんさんはバレンタインに告白するとして、どう告白したら成功度が高いと思いますか?男性・女性両方の目線で…
- 知らないわ。手作りトリュフでも作っておきなさいよ。まぁでも真面目に答えると、バレンタインデーって二人きりになるシチュエーションが増えそうじゃない?
渡す時に呼び出したり…
それに男性がお礼を言ってくるときは、絶対人がいない時なの!これ、覚えておいて!
○なぜですか?
- そりゃ皆がいるときに「チョコありがとう」なんて言って、もらっていない人の気持ちを逆撫でするのは嫌だし、照れくさいじゃない?それに男は所有したい生き物なの。「自分だけ特別」っていう雰囲気に浸りたいのよ。それが例え勘違いでもね。
○なるほどー!勉強になります!
- それにバレンタインデーに何かもらったら、ホワイトデーにお返しがあるでしょ?男がお返しを渡す時なんか、さっきの理論でいえば余計二人っきりになる可能性が高いじゃない?
○じゃすみんさんのお話はとても説得力がありますね。
- 何言ってるの。こんなの序の口よ!
○掘ればまだまだ出てきそうですね…。本日はありがとうございました!