世界のChristmas

――世界のクリスマスは日本のクリスマスと、どういった違いがあるのでしょうか。

日本とは少し違った国別のクリスマスをご紹介

いろいろなクリスマス

Warm Xmas

世界には私たちの知らない、様々なクリスマスが存在しています。

まずは、その起源と各国のクリスマス事情をお話しましょう。

クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う日。現在ではキリスト教を信仰していなくても世界中でたくさんの人々がその日を祝っています。

そして国によって過ごし方は様々です。

恋人と過ごすのが主流の国や家族で過ごすのが主流の国、家族だけではなく親族が集まって祝う国など、私たちが日本で過ごすクリスマスが世界でも当たり前という訳ではないのです。

毎年日本でも一大イベントと言えるクリスマス。

日本でのクリスマスは友達や家族、恋人などそれぞれ過ごす人が多いのではないでしょうか。

そんなクリスマス、世界ではどのように過ごしているのでしょうか。あなたはどの国でクリスマスを過ごしてみたいですか?

 

アジア

まずはアジアのクリスマス。クリスチャンが多い「フィリピン・東南アジア」。こちらでは宗教的意味合いの強いクリスマスのようです。

仏教国のタイや儒教を信仰する中国でも最近ではクリスマスを楽しんでいます。

タイではあの定番のサンタクロースの格好をして、クリスマスツリーを飾って。もちろんプレゼント交換も。日本ととっても似ているクリスマスを過ごすタイ。

日本との最大の違い・・・それはタイのクリスマスは暖かいということなのです!

ヨーロッパ

次にヨーロッパ。サンタクロースの故郷といわれているヨーロッパは冬は特に日が短いので、クリスマスは長い長い夜を過ごします。暗闇を色鮮やかに灯すイルミネーションがありますが、ここヨーロッパから由来がきているんだとか。

主教改革で知られるマルチン・ルター。彼が礼拝の帰り道、きらめく星の美しさを子供たちのために再現しようと家の中にもみの木を持ち込んで、火のついたろうそくを灯したことが始まりではないかと言われています。

クリスマス 人

欧米

そして北米でのクリスマス。日本ではクリスマスプレゼントはサンタクロースから、と言われますが、北米ではクリスマスにプレゼントをくれるのはサンタクロースではなく、伝統的な妖精なんだとか。

正教会系の国では、サンタクロースは「奇蹟者」の称号をもつ聖人たる聖ニコラオス(聖ニコライ)。聖ニコラオスの祭日は12月6日です。子どもたちがこの日に枕元に靴下をつるして眠ると、翌朝靴下のなかにはお菓子が入っています。クリスマスである12月25日は聖体礼儀に行く日であって、プレゼント貰えるわけではないそうです。

世界では違う様々なクリスマスの過ごし方

次に、世界のクリスマスの過ごし方や定番のクリスマスメニューなどの紹介をしましょう。

まずは英語圏の代表として、アメリカ。日本でクリスマスというと、恋人同士でロマンチックに過ごす日というイメージが一般的ですが、キリスト教国では家族で静かに過ごすための日です。海外に住んでいたり、遠く離れて暮らす子供たちが一同両親のもとに集まり、家族の時間を共に過ごします。 当日はほとんどの店や公共機関が休み、交通機関も間引き運転で、日本でいう元旦といった感じです。教会のミサに参加してり、親しい人を招いた伝統料理でディナーをして楽しむ。アットホームに過ごすのが英語圏のスタイルです。

日本でのプレゼントは枕元に置かれていたり、靴下に入れてあるイメージがありますが、欧米では10日程前からツリーの下へ飾られます。当日までの間に、毎日少しずつプレゼントが増えていくのです。

ツリーの足元が見えなくなるくらい飾られたプレゼントは、クリスマス当日、子供たちの大歓声とともに開けられます。日本に比べて、海外のプレゼントは質素なものが多いです。それはクリスマスが物質主義とは対極にある祝祭だからといえます。                                   Byきうこ

クリスマスのご馳走といって思い浮かぶのは、やはり七面鳥。これはアメリカの習わしで、本来は貧しい開拓時代を支えてきた七面鳥に感謝の気持ちを込めて焼いたのが始まりです。こんがり丸焼きにしたローストターキーに、甘いクランベリーソースをかけて食べるのがお約束。その他、ローストポークやビーフなども人気です。

日本との大きな違いのひとつは飾り付けです。ツリーなどの飾りは、12日後の1月6日まではそのまま残しておきます。これより早く片付けるのも、遅くなるのも縁起が悪いこととされています。アメリカのロックフェラービルや、イギリスのオックスフォードストリートなどを彩っていたイルミネーションも、この日まではつけられたまま年を越すのです。

そして先ほど、英語圏のクリスマスプレゼントは質素なものが多いと紹介しましたが、近年傾向が変わってきているようです。以前はお菓子やぬいぐるみなどが多かったといわれていますが、電子機器が急激に発達し、現在も流行しているタブレットやゲーム機器が主流になってきているようです。

Xmas Shopping in Paris #1

英語圏の国々は日本とは異なり、昔から1人複数のプレゼントをもらっており、今もその習慣は変わりません。しかしプレゼント1つあたりの単価が上がり、現在のクリスマスプレゼント予算額は主要

15カ国の中で10万8千円のイギリスが1位、9万9千円のアメリカが2位で日本は1万7百円で最下位となっています。ここからも読み取れるように、英語圏でのクリスマスは日本でいうお正月なので、気合いの入り方が違うのも納得です。

2014.12. Vol.4

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