皆さんは日々の生活の中でストレスや不調を感じるときはありませんか?
ハーブティーはリラックスをもたらすと共に体の不調も改善してくれます。
さらに嬉しいことは美容にも良いものです!健康にも美容にもいいハーブティー。
ここでは、症状に合ったハーブティーやハーブに関するマメ知識等をご紹介します。
手軽に楽しめて、効果的に摂取できるハーブティーを日々の中に摂りいれてみませんか?
症状に合わせたハーブティーとそれぞれの効用
★ハーブティーの効用
飲むことによる内服効果と嗅ぐことによる吸引効果の2つの効用があります。
・内服効果
どのハーブにも共通していることは、抗酸化作用があることです。
この抗酸化作用は、老化防止をしてくれます。
私たちが食べ物を口にし、消化吸収した後、栄養素をエネルギーに変えて消化する過程で活性酸素が発生します。
この活性酸素が体を老化させる原因なのです。
ハーブには活性酸素を無毒化する成分が多く含まれています。
・吸引効果
ハーブティーを飲むときにハーブの芳香成分が鼻から吸引されます。
そのため、ハーブティーを飲むとアロマテラピー効果が得られます。
この効果は、香りを嗅ぐことにより、脳から体の不調を改善する指令が出されるために得られる効果です。
それでは早速ハーブティーの種類と効能を紹介していきます。
◎肩こり・腰痛・筋肉痛*ハイビスカス*
クエン酸が多く含まれているので血流を良くし、疲労回復する作用があります。
さらに、眠気や食欲不振などに効果があるペパーミントをブレンドするとリフレッシュ効果が高まります。また、目の疲れや頭痛にも効果があります。
◎貧血になった時*ネトル*
鉄分やカリウムを多く含んでいるので、血液浄化や造血作用があります。
植物性の鉄分は吸収されにくいのですが、ビタミンCと一緒に取ることで吸収されやすくなるので、ローズヒップをブレンドすると効果的です。
アピゲニンという成分が含まれており、これは炎症を抑える作用や抗菌作用があります。
粘膜を守る成分を含むマシュマロウやマレインをブレンドすると、より一層効果的です。
◎ニキビや吹き出物*シラカバ葉*
ビタミンCを豊富に含んでおり、体の中の毒素を排出してくれる作用があります。
さらに強化したいのなら色素沈着などにも効果があるローズヒップをブレンドすると効果的です。
◎脚のむくみを感じた時*ブドウ葉*
OPC(オリゴメリック・プロアントシアニジン)という成分が含まれており、
静脈の血管を保護する作用があります。
むくみの原因は静脈から水分が漏れてしまうため起こります。
OPCは漏れを防ぎ、血行を良くしてくれます。
◎疲労感を感じた時_レモングラス
レモンに似た香りでやる気を起こさせます。食欲の増進させる効果もあるので、食欲不振も改善されます。
また、「ドライバーの精油」とも呼ばれているので、運転時にリフレッシュしたいときにも効果的です!
ハーブティーに関する豆知識
★生ハーブとドライハーブ
生ハーブはフレッシュな香りを楽しめます。
しかし、ほとんどが水分で有効成分があまりありません。
ドライハーブのほうが有効成分を豊富に含んでいるので、療法としてならドライハーブの方が効果的です。
★ホールスタイルとカットスタイル
葉や実がそのままの形でドライになっているものがホールスタイル、細かく砕いてあるものがカットスタイルになります。
カットスタイルは成分抽出の効率が良いですが酸化しやすく、成分の劣化が進みやすいのが難点です。
長持ちするホールスタイルを購入し、飲むその時々に細かくして使うと良さそうですね。
★ハーブと魔女に関係があった!?
女性は男性に比べて周囲のことに気を遣いやすいですよね。
古代の歴史中では怪我や病気をした際、身の回りにある植物で具合の悪さを癒してきました。
そしてその後の歴史の中で、薬草の知識や処方の技術に優れた人物が現れ、人々の尊敬を集めるようになりました。
その技術者こそが、魔女の原型だと言われています。
ハーブと魔女の関係性はそれだけにとどまらず、欧米の魔女はほうきではなく、ハーブを束にしたものに乗っていた、と言われています。
ハーブと魔女の関係はまだまだ奥が深そうですね。
ハーブティーのおいしい飲み方
ハーブティーは、一般的にポットで作りますが、他にも様々な飲み方があります。
『水だしで作る方法』や『煎じて作る方法』をご紹介。
★ティーポットで作るハーブティー
- 95℃以上のお湯(300ml程)を用意する
- ティーポットにドライハーブ3g(3つまみ程)を入れる
- ティーポットにお湯(200ml程)を注ぐ
- ティーポットに蓋をし、3~5分おく
- 待っている間にティーカップを温める為、カップにお湯を注ぐ
- 3~5分経ったらティーポットを軽く回し、中のお茶の濃度を均一にする
- ティーカップに注いだお湯を捨て、茶こしでこしながらティーポットのハーブティーを注ぐ
★水だしで作るハーブティー
(カフェインやタンニンの抽出を抑えることができる)
- 瓶などの保存容器にドライハーブ15gを入れる
- 瓶の中に水500mlを入れ、スプーン等でかき混ぜる
- 保存容器の蓋をし、常温で6時間程そのままにしておく
- 6時間程経ったら茶こしでこしながらグラスに注ぐ
★煎じて作るハーブティー
(主に硬い部分のハーブの場合)
- お鍋に500mlの水を用意する
- お鍋の中にドライハーブ10gを入れ、10~20分おく
- 10~20分程経ったら火にかけ中火で温める
- 沸騰したらとろ火にし、約10分程そのままにしておく
- 10分程経ったら茶こしでこしながらティーカップに注ぐ
★ティーバッグの場合
- 95℃以上のお湯(300ml程)を用意する。
- ティーカップを温める為、お湯を注ぐ
- ティーカップの中のお湯を捨て、ティーバッグを入れる
- お湯(150ml程)を注ぎ、ソーサーなどで蓋をするこの時ティーバッグは動かさない
- 3分程待ち、ティーバッグを取り出す
ハーブいろいろな利用方法
ハーブは飲むだけのイメージが強いですが、料理に使ったり、入浴剤に使うことも出来るのです。
今回は忙しい方でも手軽で簡単に出来る、部分浴についてご紹介します。
★部分浴の効果
手浴や足浴などの部分浴は、その部分に集中して効果を得ることができます。
また、血液の流れも良くなり代謝が上がるという全身への効果もあります。
ここではリラックス効果と美容効果が得られるラベンダーとローズをブレンドした手浴をご紹介します。足湯も同じ方法で出来ます。
1.洗面器にドライハーブ8gを入れ、熱湯 約1ℓを注ぎ、そのまま10分待つ
2.適温になるようにさし水をし、10~15分程、湯につける
3.湯が冷めたら熱い湯を加えて温度を調節しながら浸かるとよい
いかがでしたでしょうか?
ハーブは様々な癒しと効果が期待できます。
日々の疲れや憂鬱な気分もハーブでリフレッシュし疲れを翌日に残さない毎日を過ごしたいですね。