■□■宇治茶が有名な理由□■□
京都の宇治市は、宇治茶や源氏物語の舞台として有名な観光地です。宇治抹茶は京都でとても有名ですが、どうして“宇治”なのでしょうか。
その理由としては”煎茶の発祥の土地であること”や伝統と品質にこだわりを持つ茶農家が多いこと”。
お茶の栽培に好都合な条件がすべて揃った京都南部の宇治市周辺の地(山城地区)においしいお茶を作り出す要因があるから、人気を維持しているのでしょうね。
また、土質・水質は茶の味を深みと厚みのあるものに育ててくれます。
茶作りに恵まれた自然が宇治茶の強みなのですね。
■□■良いお茶の条件□■□
お茶の葉は育った環境によって味が全く違ってくるそうです。なので、海外のお茶は日本とはまた違った味がしますよね。宇治茶の主産地、山城地方は年間を通 じ寒暖の差が大きく、一日の中での温度差も大変大きい地域です。この気候は亜熱帯植物である茶の樹にとっては、豊潤な緑茶の香りを引き出す為に、この厳し い環境が必要不可欠な要素です。
①大きな河川の流域である ②昼夜の温度差がある
③降雨量が年間1500mm以上ある ④肥沃で水はけの良い傾斜地である
~京都宇治抹茶の特徴~
抹茶とは、日光を避けるために”よしず”と”わら”で覆って育てた新芽を、蒸して揉まずに乾燥させ、葉脈を取り除いて石臼で挽いて粉に仕上げたもの。
石臼で挽く前のお茶を「碾茶(てんちゃ)」といいますが、これが抹茶の原料葉となります。
■□■抹茶といえば宇治□■□
宇治抹茶は、上質の碾茶(てんちゃ)だけを厳選して挽き上げているので、新鮮で泡立ちが良く、上品でまろやかな味わいがあり、茶葉の自然な甘みが口の中に広がります。 抹茶は上質なほど、苦味がなく、上品な味わいです。
古来、「抹茶といえば宇治」。京都府は全国の碾茶生産量の約50%を占め、特に高級抹茶においては圧倒的なシェアを誇っています。
原料の選別から仕上加工、合組、石臼での挽き上げまでを自社にて一貫して行うこだわりの抹茶は、味・品質などが評価され、全国の茶販売店や、有名洋菓子店等で本物の宇治抹茶の味を堪能できます。
京都の宇治抹茶が食べたくなりますね。京都へ行く機会があったら、ぜひ味わってみたいものですね。