「Do It Yourself!」
直訳すると「あなたが自分自身でそれをやりなさい!」という意味。この「DIY」とは、自分自身で身の回りの家具をつくる日曜大工のこと。日曜大工と聞くと、どうしてもお父さんやおじいちゃんのイメージがある方が多いのではないでしょうか。しかし、今やDIYは力仕事が苦手な女性でも気軽に楽しめる趣味として親しまれています。
◆◇DIYの魅力◇◆
自らの手で何かを生み出したり、カスタマイズしたりできるDIYには「モノを大切に」という思いが芽生えてきます。
古くなったらすぐに新しいモノに買い換える、そんなことが当たり前になってしまっていますよね。自分の手で何かを作るのは、手間も時間もかかりますが、作る楽しさや完成したときの喜びを体験すると、DIYの魅力を感じます。手を加えながらモノを長く使い続けることは、もしかしたら、とても大切なことなのかもしれませんね。
◆◇はじめてDIY◇◆
では、実際にDIYを始めてみよう!と思っても、いきなり一から作ることは不安ですし、どうしていいかわかりませんよね。そこで、まずは使わなくなった木製の家具などにワックスを塗ってDIYを体験してみてはいかがでしょう。
ペンキ塗りの色むらに苦労したことはありませんか?ワックスは、ペンキとは違い刷毛(ハケ)ではな くウエス(古着の布など)を使うため塗りムラが少なく初心者でも簡単に塗ることができます。
ワックスは様々な種類が販売されていますが、蜜蝋を使ったワックスがオススメです。蜜蝋ワックスを塗ると、木の素材を活かした温かい天然の仕上がりになります。またワックスのカラーは、基本のクリアからコーヒー豆の様な濃い茶色まで、自分好みのカラーを選ぶことができます。気にしていなかった家具や買い換えようとしていた家具もワックスを塗るるだけで、ナチュラルか らアンティーク風まで、幅広くリメイクすることができます。
◆◇家具をつくってみよう◇◆
市販の「すのこ」を使って作るインテリアは簡単に、収納棚や本棚、テーブル、椅子、テレビ台、ガーデニングラックなどを作ることができます。サイズやデザインをお好みで調整することが可能です。ホームセンターでは、一般の方にも使いやすい道具や材料が販売されており、木工や壁の塗り方などを実演しているお店も増えているそうです。
おすすめの初心者向けの工具は「電池式電動ドライバー」と「タッカー」です。小さな女性の手にもおさまるサイズや電池式でどこへでも持ち運べるタイプもあります。殿堂ドライバーは手動のドライバーよりも簡単でちょっとしたネジ回しにちょうど良く、お値段もお手頃。
また、DIYにはタッカーが大活躍。大きなホチキスのような感覚で止めたいものにピッタリくっつけバチンと押すだけで、なんでも止めることができます。板を合わせて止めることができるので、棚をつくる際にはかかせない道具です。
その他には、カッターやマスキングテープ、超強力両面テープ。また、電動ドライバーが入らない隙間や狭い場所のビス止めなどをする際に手動ドライバーが便利です。
ぜひ、DIYに挑戦してみませんか?自分自身の知らなかった好きなことや得意なことが見つかるかもしれませんね。