先日、ガーデニング教室第二回を行ってきました。今回の植物は「バジル」でした。
バジルはイタリアン料理には欠かせない食材。香りだけで料理の質は変わってきます。
バジルはお店で買うと、どうしてもコストが気になってしまう方も多いのではないでしょうか。
しかし、育てたら手軽に採って食べることができますね。
そんなバジルの育て方や、料理方法についてご紹介していきます。
◆スイートバジルについて
しそ科
❀種まきの時期❀
4~9月です。
❀発芽する温度❀
15~20度
❀特徴❀
水が大好きで、暑い日には一日に二回お水をあげてもいいそうです。
種をまいてから2週間ほどで芽が出てきます。
日当たりが悪いとヒョロヒョロになってしまうので、日当たりの良い所に置いてあげてください。
寒さには弱いので、冬には種まきをしないようにしましょう。
バジルは育つと間引きをする必要が出てきます。
たくさん葉が出てくるのできますが、多くなってしまうと、日光にあたらない部分ができてしまうので、いくつか抜いてしまわなくてはいけません。
大きくなった葉は残し、小さいものは抜く。いわば、バジルのレギュラー争いをします。
●間引きとは
大きく丈夫に育った葉を残して行く作業です。
か弱く小さい葉は残念ながら抜いてしまいます。
ですが、この小さい葉も食べることが出来ます。
●種まきについて
植物にも好き嫌いがあり、光が好きな植物、嫌いな植物がいます。
光が好きな植物であれば、日当たりの良い場所に置いてあげましょう。
逆に、光が嫌いな植物には、種や芽の周囲に土を盛る・新聞紙で覆いを掛けるなどの対応が大切です。
種まきの簡単な仕方は、図のように、紙を二つ折りにして種を乗せて、パラパラとまくという方法です。
こうすると種が広い範囲にまけるようになります。
◆肥料について
肥料には、粒形と液体の二つがあります。
❀粒形❀
一般的に、花に使用する肥料はリン酸という成分が多いものになります。
ハーブはリン酸:窒素:カリの割合が同じくらいの肥料が最適です。
例) リン酸10:窒素10:カリ10
肥料は水を掛けると溶けるようになっているので、肥料の上から水をあげるようにします。
画像のように、可愛いハート形など様々な形をしているので、飾りとしても楽しめますね。
❀液体❀
扱いやすく、粒形よりも速効性があるのが液体肥料です。
●液体肥料の使い方
初めから濃い肥料を使うと、焼けて枯れてしまいます。
あらかじめ水で500~1000倍に薄めてから肥料をあげてください。
また、葉をたくさん収穫した後には、濃い肥料を与えないようにします。
これは今まで主に育っていた葉を収穫したことで、栄養を使う先が少なくなるからです。使う先がないのに濃い栄養を与え続けると、養分過多で枯れてしまいます。
また薄めた肥料を使い、葉が増えて来たら徐々に濃くしていくようにします。
◆摘心について
摘心とは、伸びてきた茎の一番先端を切る作業のことです。
ハーブは上に伸ばすのではなく、横に大きくして葉をたくさんつけるようにすることが大事です。
背丈が10~15センチほどに伸びてきたら、上の方の茎をはさみなどで切っていきます。
そうすると、これまで付いた葉の脇から新しい葉が生えてくるようになるのです。
切り落とした茎は水につけておくと根が出てきます。これをまた植えると、新しい株として育っていくので、どんどん増やすことができるのです。
最後に、バジルを使った料理をご紹介していきます。
❀バジルとトマトのサラダonクラッカー❀ (写真左)
●材料
・トマト ・塩、コショー ・オリーブオイル
・クラッカー ・バジル
❀カプレーゼ❀ (写真右)
●材料
・上記「バジルとトマトのサラダ」の材料
・クリームチーズ
●作り方
1.トマトを切り、オリーブオイル・塩・コショーで味を調える。
2.収穫したバジルをちぎってトマトに加え、混ぜ合わせる。
3.サラダをクラッカーに乗せて完成です!
このサラダにクリームチーズを加えると、カプレーゼになります。
写真のように、プチトマトで作って可愛いピックに刺せば、手軽におしゃれなおつまみとして楽しめます。
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いかかでしたか?
二つともとっても簡単な料理ですので
作ってみてはいかがでしょうか。
トマトも作ってみたら、もっとお手軽になりますね。
自分が育てたものだと、とても愛着がわいてよりおいしく感じます。
育てるところから食べるところまで自分でやると、達成感がありますよね。
今後もガーデニング教室は開催予定ですので、ぜひご参加下さい。
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