幻想的な空を舞うランタン、「スカイランタン」
スカイランタンといえば、塔の上のラプンツェルの名シーンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
一斉に夜空に舞い上がるスカイランタン、本当に幻想的で美しいですよね。
タイの「コムローイ祭り」は毎年11月の満月の日に行われます。ブッダに感謝の気持ちを捧げる仏教行事で、苦難が一緒に舞い上がり消えてしまうと信じられています。点火したランタンを一斉に空へ放ち、その後花火があがります。ランタンに花火のコラボ、本当に絶景なんだろうな、と思います。
また、コムローイ祭りは、塔の上のラプンツェルのモデルになったとも言われています。
また、台湾の「平渓天燈節」や
ポーランドの「聖ヨハネ祭」も有名なお祭りですよね。
海外で行われているイメージが強いですが、日本でもスカイランタンを使用したお祭りがあるのをご存知でしょうか。
★新潟県で行われる「津南雪まつり」★
新潟県津南町で開催されるお祭りです。津南町とえば日本一の豪雪地帯としても有名です。
このお祭りでは、スノーボードジャンプ大会や雪中宝探し等のイベントも行われます。
夜空に舞い上がる数百個のランタン、感動すること間違いなし。日本でも幻想的な風景が見られるなんて素晴らしいですよね。
★大分県で行われる「日田天領祭り~千年あかり~」★
スカイランタンではないですが、こちらのお祭りも幻想的。大分県日田市で開催されるお祭りです。お祭りの中でも人気なのが「千年あかり」。3万本の竹灯ろうが河川敷や街並みを照らします。
幻想的なスカイランタンですが、実は反対の声が高まっています。
その原因となっているのが、スカイランタンによる、「火事」「やけど」です。空に飛ばしたランタンが火をつけたまま地上に落ちてきて、家畜や人にやけどを負わせるケースが多々報告されています。
また、2013年にイギリスでリサイクル工場にスカイランタンが落ち、大火事になったことがあります。
火が消えるのを確認してくれ、という人が多いそうですが、何百個のランタンを火が消えるまで追い続けるのはほぼ不可能。周りに何もないような場所で飛ばしたり、海の上で飛ばす等火事を防ぐ取り組みが必要になってきます。
自分が飛ばしたランタンで、もしかしたら「火事」や「やけど」が起こりうるかもしれないという事を頭の隅に置き、お祭りに参加するのが良いのかもしれませんね。