タイと言えば、仏教徒が多い国ですね。街中にもたくさんのお寺があります。タイのバンコクを訪れたら、是非参拝して頂きたい場所があります。それは三大寺院と呼ばれる3つの寺院です。今回はそんな三大寺院を紹介します。
ワットプラケオ
エメラルド仏が安置されていることから、別名エメラルド寺院とも呼ばれ親しまれているワットプラケオ。実はエメラルドではなくヒスイでできています。王宮と寺院が一体となっているため、タイ随一の格式の高さを誇る寺院です。広大な敷地の中の煌びやかな御殿に安置されているエメラルド仏ですが、エメラルド仏自体の大きさは高さ66センチ、幅48センチと意外と小さいです。しかし、年3回、直接王様の手によってエメラルド仏の衣替えが行われる程、タイにとってはとても大きな存在とされています。
神聖な場所であることから、入口では服装チェックが行われます。短いスカートや肌を多く露出する格好では入ることができません。有料で衣服の貸し出しもありますが、しっかりと敬意をもった服装で訪れたいですね。
↑CHECK！寺院の入り口やいろんな場所にこのような服装注意の看板があります。旅行前にしっかりチェックしておくと安心ですね♪
入場料は、タイ人は無料なのに対して我々外国人は500バーツかかります。少々お高めですが、エメラルド仏や王宮以外にも装飾が美しい建物やタイ古典「ラーマキエン」の物語を描いた壁画等、見どころがたくさんあるので是非訪れたい場所です。
ワットポー
タイ古式マッサージの総本山・ワットポーと言えば、一枚の写真には収まりきらない程の大きさの寝釈迦像が有名です。小さなエメラルド仏に対して、その大きさはなんと、高さ15メートル、全長46メートルに及ぶそうです。奈良の大仏よりも、長い！その上全身金箔に覆われているので、圧巻の見ごたえです。存在感のある金色の体に圧倒されてしまいますが、実は足の裏も見どころ。バラモン教の真理が貝殻を使用して描かれています。キラキラしていてとても美しいです。寝釈迦像だけではなく、廊下や本堂のご本尊も黄金でキラキラしていますが、台座にはラーマ一世の遺骨が納められているので大変厳かです。廊下に108個の鉢(=煩悩の数)がズラっと並んでおり、その一つ一つに硬貨を一枚ずつ入れていくことで煩悩とお別れができます。タイ古式マッサージの総本山であるワットポーの敷地内にはマッサージセンターがあり、マッサージを受けられるので、参拝疲れをリセットしてはいかがでしょうか。煩悩を捨てて、マッサージも受けて、スッキリした気分になれるかもしれません。入場料は100バーツ。入場券にはペットボトルの水の引換券がついているので、是非引き換えて、熱中症に気をつけて参拝してください。
ワットアルン
三島由紀夫の作品、「暁の寺」の舞台となったワットアルンは、バンコク市内からは3バーツの船に乗りチャオプラヤ川を横切って向かいます。スピードも中々速いですし、外国で船に乗って川を渡るのは、冒険している感覚が強くてワクワクするのでおススメです！というより、それ以外の移動手段はありません。50バーツの入場料を払い、訪れることができる75ｍもの高さがある大仏閣がメインですが、2017年6月現在修復工事中。しかし、細かい装飾が美しい本堂や「ラーマキエン」に登場する鬼や猿の象(高さ2m)等見どころがありますし、お土産屋さんで買い物をしたり、ウィッシングベルというベルに願いを込めて飾ったりするのも楽しいです。実は、タイの硬貨の一つ、10バーツ硬貨の裏側にこのワットアルンが描かれています。我々日本人とっての平等院鳳凰堂のような存在でしょうか。平等院鳳凰堂は京都にありますが、ワットアルンはタイの首都バンコク近くにあります。是非チェックしておきたいスポットです。
いかがでしたか。バンコク市内からの三大寺院へのアクセスは、近くに電車の駅がないためタクシーがおススメです。ワットプラケオも、ワットポーも、ワットアルンも、近くにあるので一日で回ることができます。ワットアルンを観光した後は、もう1度船に乗って、「ワンラン市場」を訪れてみてはいかがでしょうか。
所狭しと服や食べ物が並んでいます。近くに学校があるということもあり、多くの現地の人が利用しているローカルな市場です。バンコクを訪れた際には、三大寺院を訪れて、市場で買い物をして、現地の人のような体験をしてみてはいかがでしょう。
L'eclat 