本を習慣的に読んでいる人はどのくらいいるのでしょうか。最近では読書嫌いの若者も増えてきたような気がします。しかし、読書をするということは、実はとてもメリットがあることなのです。
読書は、文章力や語学力、会話力などが向上します。また、運動や音楽鑑賞よりも本を輸んだ方がストレス解消にもなります。しかも、脳を活性化させる脳トレ作用もあり、視野が広がってきます。
今回は、読書をはじめたい方、必見のおすすめの本のご紹介。映画でも話題になっているものなら、周囲との雑談も広がるハズ。その中でも読みやすいものをご紹介します。
~人生編~
自分の人生を、改めて見つめたくなる一冊
「世界から猫が消えたなら」 著作:川村元気
世界から猫が消えたなら・・・。
自分の死と引き換えに世界から、何を消せますか?
命の大切さをおもしろい角度から描いているこの作品。タイトルからしてみると悲しい話のような気もしてしまいますが、ギャグ要素はちょっぴりシュール。
拍子抜けしてしまうような展開にコミカルで軽やかさを感じます。
ページ数は他の本と比べると少な目ですが、読んだ人によって感じ方は違うハズ。そんなところも小説のいいところだと感じます。
登場人物が少なめなので、とても軽く読み上げてしまえるくらい、本が苦手な方でもでも読みやすい、そんな印象の本です。こんな作品に出会えてよかった、と思えた本でした。
~恋愛編~
予想外の展開に涙が止まらない
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」 著作:七月隆文
ひと目惚れした彼女はどこか謎めいていて。
彼女の純粋で真っ直ぐな思いはとても可愛らしく、読めば読むほど惹かれていきます。序盤の付き合いたてのカップルの会話は、とてもほっこりさせてくれます。
何かを知っているような不思議な言動が少しずつ顔をだし、思いもよらない展開が待ち受けています。
終盤には目を離せなく、時間を忘れてしまうくらい一気に読んでしましました。
「電車の中で読まなきゃ良かった、涙をこらえるのが大変だった。」そんな感想のルビに惹かれて買った本です。最初から最後まで楽しく読める、そんな作品です。
~趣味編~
これを読めば植物博士になれるかも?
「植物図鑑」 著作:有川浩
タイトルとは違ったイメージになってしまうくらい、可愛らしく、甘くてちょっぴり切ないラブコメ作品。
行き倒れていた男の子を拾ってしまったことをキッカケに主人公の恋模様が動き始めます。
草むらに生えている植物は、料理すると結構おいしいものも。野草採集の魅力を居候の彼が教えてくれます。
野草の調理方法も工夫があり、ついつい自分でも作ってみたくなるような料理ばかりで、読んでいるだけでお腹が空いてきてしまいます。
植物のことを主人公の女の子と学びながら、恋愛小説も楽しめちゃう作品。まさに一石二鳥。
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まずは、読み易い自分が求める本を読んでみてはいかがでしょうか。特に小説は、物語性があってとても読みやすいです。
本を読まない方でも、少しでも本に興味を持っていただけたでしょうか。