本日は株式会社ソフィアの代表取締役細貝一貴さんにお越しいただきました。40代前半にして、会社を束ねる社長に、働く秘訣や経営での苦労話など聞いていこうと思います。
<沿革> 1993年07月 個別指導塾・家庭教師センター「スクエア進学指導会」を船橋に設立。 1999年04月 アウトソーシング事業部(教育事業における人材提供)を設立。 2000年07月 情報通信事業部(IT関係における人材提供)、コンサルティング事業部を設立。 2010年10月 不動産会社の支援事業を開始する。 2014年07月 経営コンサルタント会社の支援事業を開始する。 2015年04月 コンビニエンスストア端末から情報を提供するコンテンツプリントサービスを開始 2016年08月 地域限定型不動産ウェブマガジン「ジャストフィット」を開始
―――こんにちは、本日は宜しくお願い致します。それでは早速、細貝社長は「株式会社ソフィア」をどういった会社にしたいとお考えですか。目指す会社像などありましたら教えてください
細貝社長:一番大きいのは社員が安心して働ける会社ですね。
世界や日本という単位ではなく、「地域」で名前が知られていて、ソフィアという会社を知らない人がいない会社にしたいですね。ご指名でソフィアにお願いしたい、と言ってもらえるような会社にしたい。お客様が喜んでくれればそれでいいです。
―――なるほど。社員もお客様もどちらも大切になさっていることがよく伝わりました。では、仕事において普段から心掛けていることはありますか。
細貝社長:スピードですね。
時間には遅れないこと。時間を守れない人は仕事ができない人だと思っています。時間に正確に。自分だけじゃなくて、人の時間も使ってしまうので、気にしています。
あとは「レスポンス」の速さですかね。相手が連絡をしてくるということは返事がほしいわけだから、待たせるということがよくないと思ってしまいます。
―――ご自身の中で徹底していることはありますか
細貝社長:どれだけ相手のことを考えられるかを徹底しています。
ビジネスは相手がいる話だから、最終的には相手の人がいるわけで、その人のことをどれだけ考えられるかを大切にしています。でも、きっちりしすぎているわけではなく、自分の中で臨機応変に対応しています。
―――なるほど、社長自身で柔軟に対応されているのですね。細貝社長は経営にはいつから興味があったのですか。
細貝社長:35歳くらいのとき、電車の中で窓にうつった自分の姿を見て怖くなって「かっこわるいなぁ」と感じたんですよ。
突然恐怖に襲われたんです。毎日朝から夜まで働いて、不自由なことはなかったけれど「このままでいいのかな」と思いました。人に使われている人から、使う人にならないといけないと気付いたんです。
会社のことについて勉強しはじめて、「経営学」や「会計学」を学び始めました。セミナーにも通い、少しずつ経営に対する知識がつき、それで社長になりました。そこから会社をやっていこうと思ったんです。
―――きっかけは突然だったのですね。13年間続けていた不動産会社をやめたとき、怖いと思わなかったのですか。
細貝社長:全然思いませんでした。反対に、一生このままなのかと考えた方が怖くなりましたね。
―――起業していくうえで大変だったことは何ですか
細貝社長:資金繰りが一番大変でしたね。
創業したわけではないので、すでに社員がいたのですが、社員の給料をどうやってまわしていこうか。お金をどうまわしていこうか。人材ビジネスをやっているので、人(社員)=商品に付加価値をどう付けていこうか、最初はわかりませんでした。
―――細貝社長にとっての「付加価値」とはなんですか
細貝社長:その人にしかない技術だったり、サービス。他の人にとって代われない存在になることかです。
―――楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか
細貝社長:会社が大きくなっていくのが見えるときです。
事務所が大きくなっていったり、人数が増えたり、アイテムが揃ってきたりするとできることが増えるじゃないですか。そのとき会社が大きくなってきたなと実感して嬉しくなります。
―――興味があることはなんですか
細貝社長:IOTにちょっと興味があります。
IOT(=Internet of Things)や、マッチングサービスとかに興味があります。
経営しているからには、「上場」した世界を見てみたいです。
―――なるほど。会社についての質問は以上です。次は細貝さん自身のことについてお聞きしたいと思います。座右の銘はありますか。
細貝社長:勿論ありますよ。すべてのビジネスは「価値」と「価格」の交換。この言葉ですね。
―――細貝社長は年間すごい数の本を読んでいらっしゃいますが、印象に残った本や、その本の中の言葉はありますか。
細貝社長:「ビジョナリーカンパニー」という本に感銘を受けました。
会社を作っていくということに影響を受けた本です。読むジャンルとしては、経営者的な本とか、経営者の伝記とかですかね。その経営者の経験を、1,500円程度で体験できるのは安いと思う。だからみんなにも是非読んでほしいです。
本の中の言葉というか、一回読んだ本は捨てる派で必要な一行書いてあるところだけとっておいて、その部分を短冊形に切ってA4のクリアファイルに入れています。
―――おすすめの本はありますか
細貝社長:「プロフェッショナルの条件」「論語」「社長失格」「ワークシフト」ですね。
―――さて、先ほどは会社に対しての目標を伺いましたが、細貝社長の目標とする人物はいらっしゃいますか。
細貝社長:GMOの熊谷さんに、優先の宇野さん。あとは漫画の登場人物ですけど島耕作。
―――目標ではなく、この人「かっこいいな」と思う人を教えてください。
細貝社長:高田純次みたいな適当なオヤジってかっこいいよね。
―――ワイルドでいて茶目っ気がある方ですよね。経営するうえでどのような試行錯誤がありましたか。
細貝社長:あんまり試行錯誤はしてないかな。思い立ったらやるから、悩むことがないですね。現金の残高と売掛金の期限とサイト、社員の利益率は毎朝チェックをすることにしています。
―――過去の経験を活かせたなと思うところはありますか。
細貝社長:スポーツをやっていたので、諦めないことは今に繋がっていると思います。
サラリーマンをやっていたから、経営者としてサラリーマンの気持ちがわかる。できないって言ったら負け、っていうのは刷り込まれています。
―――過去の恩人関係、友人、ライバルなど自身が影響を受けたこと、また伝承をしていきたいことなどありますか。
細貝社長:過去はよく覚えていません。
少なからず影響を受けているのかもしれませんが、気にしないようにしているので、あまり思い出せないことが多いです。
―――なるほど。過去は振り返らない性格なのですね。
それでは最後に、ソフィア社員にひとことお願い致します。
細貝社長:勉強をしないと生き残れない、会社はいつまでも助けてはくれません。
世の中は人がお金を生み出しています。お金を払いたいと思われる人になってほしいです。
会社を助けると思って勉強しろ、あとは信じてついてこい。
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熱いお言葉ありがとうございます。深く印象に残るメッセージでした。
これにて細貝社長独占インタビューを終わらせていただきます。
細貝社長、お時間頂きありがとうございました。
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